はじめてスキー場に行く際に、どんなスキー場にどうやっていったら良いのか悩みますよね?
スノーウェイ編集部でもよく質問をうけるのが、ゲレンデデビューに関してです。特に初めてのスキー場選びは今後スキーやスノーボードを好きになるか嫌いなるかの分かれ道でもあるので、慎重に選びたいですね。
今回は、初心者の仲間で初めてスキー場に行くことを想定して、スキー場の選び方から初心者向きのスキー場まで紹介したいと思います。
スキー場に行く際の準備や持ち物に関しては、下記の記事を参考にしてください。
初めてのスキーに必要な持ち物や道具って何?
スキー場を選べない時は、選択肢を絞ってみる
実は日本には約500のスキー場があります。それこそリフト1本だけのスキー場から大きなゲレンデまであります。選択肢が多すぎて、どのスキー場を選べばよいのかわからないというのが実情ではないでしょうか?
そんな時は選択肢を絞ってみましょう。
- 平日に行くのか、週末に行くのか
- アクセス方法を電車・バスに限定する
スキー場のデビューは平日にしよう
スキー場デビューするなら、平日に行くのがおすすめです。
日本のスキー場はバブル期に比べると人口が減ったと言われていますが、週末に限って言えば人気のスキー場はどこもものすごく混んでいます。それに高速の渋滞もひどく、昼前に到着して数時間しか滑れないなんてこともあります。
もし平日に休みがとれるのではあれば、スキー場デビューは平日にしましょう。
平日であれば有名なスキー場でも比較的すいていますし、スクールも受講生が少ないので、丁寧に見てもらえます。
さらに、平日は料金も安いです。たくさん滑れないのに、高いリフト料金を払うのは辛いですよね。平日だと空いている上、料金も安く済みます。
週末に行くなら空いているスキー場
そうはいっても、仕事がら週末や祝日しか休めないという人もいるでしょう。
土日にスキー場デビューするなら空いているスキー場を選びます。はじめてのスキー場なので、幅広な緩斜面のあるスキー場であればどこでも良いと思います。そういったスキー場はリフトの本数が少ないところに多いです。リフト本数のすくないスキー場はリフト代も比較的安いので、初心者にもうれしいです。
どんな小さなスキー場でも週末はスクールがありますので、そちらでスクールに入りましょう。
スキー場への行き方は電車かバス
スキー場へのアクセスは、基本的には以下の2パターンが考えられます。
車で
車で行く場合は、装備なども考えるとかなりの出費が予想されます。これからもスキー場に行くことがあるというのであれば、この際に一式揃えるのもありです。
ただ、はじめてスキー場に行くのに車はあまりおすすめできないです。雪道の運転は慣れてないと非常に危険ですので、やはり行き慣れた友達の車に乗せてもらうという以外は避けたほうが良いと思います。
電車やバスで
はじめてスキー場に行く場合、おすすめはやはり電車やバスでのアクセスです。リフト券やレンタルがセットになったものもあるので、そういったプランで行くと安くすみます。
1日滑って疲れたとしても。寝て帰ってこれるので、安心して滑りに集中することができます。意外と知られていないのですが、リフト券とかバス代とか全て込みで1万円以内行けるプランがたくさんあります。
例えば、軽井沢プリンスホテルスキー場にいくツアーなら、往復の新幹線代にリフト1日券がついて、9,900円からあります。
ゲレンデデビューにおすすめのスキー場
どんなスキー場に行けばよいのかイメージがつきにくいと思いますので、スノーウェイ編集部が選ぶゲレンデデビューにおすすめのスキー場を紹介します。
実際に滑りに行ったり、ユーザーさんのレビューを元にピックアップしました。
関東で初心者向きのスキー場
関東は電車やバスで行けるスキー場がたくさんあります。特に新幹線でいくことのできるスキー場は滞在時間も長くおすすめです。平日だと駅直結のGALA湯沢や湯沢中里スキー場なども良いですね。
狭山スキー場
10月下旬にはオープンする狭山スキー場は、10、11月は混んでいますが、12月以降のシーズン中は比較空いています。都内から西武池袋線ですぐにアクセスできるのはスキー場デビュー派にうれしい近さです。レッスンメニューが充実しているので、本格スキー場デビュー前にこちらで練習するのがおすすめです。
東京から西武池袋線で約50分
- 住所:埼玉県所沢市上山口2167
- アクセス:西武池袋線 「西武球場前」駅下車
スノータウンイエティ(静岡)
日本で一番最初にオープンするスキー場として知られるスノータウンイエティは、東京から2時間以内で到着可能なアクセスの良さでも有名です。
初心者にもおすすめなのは、イエティは直行バスが豊富にある点です。往復のバス代、リフト券レンタルまでもセットになったツアーバスが関東の各地が出ています。東京方面からだと、新宿、品川駅から直行バスが用意されています。
イエティ直行バス発着地
- 東京方面
- 新宿、品川駅
- 神奈川方面
- 横浜駅、町田駅、武蔵小杉駅、新松田駅、藤沢駅、川崎駅、たまプラーザ駅、市が尾駅、日吉駅、センター北駅、国府津駅
- 静岡方面
- 静岡駅、富士宮駅、沼津駅
直行バスについての詳細は以下のリンクを参照下さい。
直行バス(ライナーバス)|アクセス(2018年10月現在)
ゲレンデには、ムービングベルトが3箇所用意されているので、リフトに乗れなくても楽に練習ができるようになっています。ナイター営業が15時半から22時までと長いので、混雑する週末などはナイターでのスキー場デビューも良いですね。オールナイト営業もあります。
- 住所:静岡県裾野市須山字藤原
- アクセス:東名高速裾野ICから南外周道路経由約20分
中央道 伊那スキーリゾート(長野県)
首都圏からは少し離れていますが、中央道伊那ICや駒ヶ根ICから約15分のところにあるのが中央道 伊那スキーリゾートです。シーズン中でも道に雪がつくことがほとんどないため雪道運転に自信がなくても安心して来場できます。もし車で行くのであればこういったスキー場がおすすめです。
ゲレンデは、ワイドな1枚バーンのスキー場です。上部のパノラマコースが中級者向け、下部の初級者向けのドリームコースの2本構成で、クワッドリフトとペアリフトの2基でカバーされています。キッズパークもありファミリーやスキー場デビューには最適なスキー場と言えます。
土日祝日には無料の「楽ちんレッスン」があり、スキー・スノーボードが初めての人に、ブーツの履き方や、道具の使い方をレクチャーしてくれます。
- 住所:長野県伊那市西春近字細ヶ谷3390
- アクセス:中央自動車道 駒ケ根ICより12.0km、15分
関西で初心者向きのスキー場
六甲山スノーパーク(兵庫県)
平日に滑りに行くことができる人や学生のスキー場デビューにおすすめは、六甲山スノーパークです。大阪から一番近いスキー場で電車とバスで気軽にアクセスできます。阪急電車や阪神電車の最寄り駅から六甲山スノーパークまでのアクセス料金と入園料がセットになったお得な六甲山スキークーポンがあります。
六甲山スノーパークにはゲレンデデビュー応援企画があり、六甲山スノーパーク入園券、リフト一日券、ウェアレンタル、レッスンがついて1万円でスキー場デビューに必要なすべてがパックになっています。
- 住所:神戸市灘区六甲山町北六甲4512-98
- アクセス:阪神高速3号神戸線魚崎ICから表六甲ドライブウェイ
アップかんなべスキー場(兵庫県)
アップかんなべスキー場は初中級者向けのコースが80%をしめ、どのコースも横幅の広いゆったりめの安心レイアウトゲレンデでスキーやスノーボードデビューに最適なスキー場です。
全長150mの動く歩道スーパーキッズウェイがあり、リフトに乗れない初心者でも板を持って登ったりしなくて良いので楽にスキーやスノーボードを楽しめます。リフト券付きのバスツアーも用意されているので、アクセスも安心です。
- 住所:兵庫県豊岡市日高町神鍋高原
- アクセス:日高神鍋高原ICから11km(約15分)
国境高原スノーパーク(滋賀県)
国境高原スノーパークはファミリーでのゲレンデデビューに最適なワイドバーンのスキー場です。初級から上級コースまで4コースが用意されています。乗鞍第1コースは穏やかなロングコースなので、初心者でも滑りごたえがあります。
JRマキノ駅から国境高原スノーパークまでバスが運行されているので、関西では珍しい電車でもアクセス可能なスキー場です。もちろんツアーバスも用意されています。
- 住所:滋賀県高島市マキノ町野口
- アクセス:京都東インターから湖西道路・志賀バイパス経由約70分
スキー場ではスクールに入ろう
スキーやスノーボードを初めてするなら、まずはスクールに入りましょう。それが上達への一番の近道です。ギアの進化により、以前に比べてスキーもスノーボードも滑れるようになるまでの期間がぐっと短くなっています。1日みっちりインストラクターについて教われば、滑りを楽しめるようになります。
せっかくのゲレンデデビューで、少しでもたくさん滑りたいなら、事前に近くのスキー場でレッスンを受けておくという手もあります。六甲山スノーパークや狭山スキー場に平日に練習するのがおすすめです。
上手な人と一緒に行ったとしても最初のうちは教えてくれますが、だんだん自分が滑りたくなってしまい、放って置かれるので関の山です。スキーやスノーボードデビュー時はスクールで習い、ある程度滑れるようになったら、上手な人に教えてもらうのが良いです。
初めてのスキー場の選び方まとめ
はじめてスキー場に行く際に迷ったら、ぜひこの記事を見返してくださいね。
あと、スキー場選びの条件をもう一つ加えるなら、「温泉があるところを選ぶ」です。滑る以外の楽しみがあると、ゲレンデデビューも楽しくなります。ゲレンデデビューで疲れた体に温泉は最高です。
皆さんのスキー場デビューが楽しいものになると良いですね。
SNOWAY運営と記事編集を担当しています。ほんとは冬にたくさん滑りたいのですが、実際はシーズン初めと終わりにアプリのテストを兼ねて滑りに行く業務滑走が中心。今シーズンはパウダーを心のそこから楽しみたいです。